東京暮らし

東京暮らしもかれこれ30年ぐらい。長い・・・

パレスチナの問題で

パレスチナの問題

 

ネットで、パレスチナの問題を人権問題に詳しいヤツが解説していた。


もっともそうなことを言ってるが、一つそこ抜かしたらあかんでしょう、というポイントがある。「最後にどうしたいか」ということ。これをはっきり言えない議論はやっても無駄だ。

 

この人が表面上言いたそうな、イスラエル人がパレスチナ人に優しくしたら、すべてが解決するか?絶対解決しない。パレスチナ問題の元凶はイギリスにあることは、多少でも事情を知ってる者なら周知の事実。要は第二次大戦の最後に、イギリスはパレスチナユダヤ人の両方にイスラエルの国土っていう甘いエサをばらまいたってこと。


この人はユダヤ人⇒悪、パレスチナ人⇒善で決めつけているし、あたかも最初から強大な力で侵略していったかのような表記をしているが第一次中東戦争はエジプトを中心とする中東連合側が小国イスラエルを寄ってたかっていじめる図だった。圧勝したのはイスラエルだったかもしれないが、圧勝すると思っていたのはアラブ側だった。要はそこでイスラエルをきっちりつぶしておけば今に至る問題は起きなかったってこと。足並みのそろわなかったアラブ側が自滅しただけなんである。


また、政治の世界は正しい者が勝つわけじゃない。強い者が勝つのだ。(日本人はよくここを間違える。日韓問題も最後に勝つのは正しい方では無く強い方だってこと)今となっては強いイスラエルが弱いパレスチナを支配するのはまぁ当たり前ってこと。めちゃ厳しい言い方になるが、パレスチナが自分の国土を回復したいならどんな手を使ってでもユダヤ人を追い出すしかない。ただし、ユダヤ人はまぢ手ごわいと思う。日本と同じようにアタマ良い民族だが、それ以上にモラルに欠ける部分がある。目的のためには手段を択ばない。イスラエルは今イスラエルと呼ばれているエリア全部ユダヤ人の物としたいし、そのためにパレスチナ人への迫害は終わらないだろう。パレスチナ人を迫害しきって絶滅させれば完全なユダヤ人領になると本気で考えてそうだ。


最初に書いた通り、本当に責任があるのにやるべきことをやっていないのはイギリスで、イギリスの首相か女王がまずパレスチナまで来て、土下座して謝り、しかる後パレスチナのために誠心誠意い働くことが大事である。もちろん世界の中心で大英博物館の展示物同様自分たちのやることは何をやっても許されると思っているイギリスがそんなことするはずはない。人権学者さんもパレスチナの問題ででかい口たたくなら、キレイ事言う前にまずイギリスにそれだけのことをさせてから言ってもらいたい。そんなキレイ事言ってるだけじゃ絶対に解決しない問題なんだから。

 

イスラエルに行ったことがある。キリストが生まれたベツレヘムパレスチナ自治区内にあり、よってパレスチナ自治区にも行ったことがある。別にパレスチナの人が死にそうな顔して生きてるわけではなく、普通に暮らしてる分には普通の笑顔もある。だから大丈夫って言ってるのではなく、パレスチナ問題に向き合いたいならまずその地としっかり向き合わないといけないと思う。空想の悲惨なパレスチナ人を作り上げて議論しても無意味だってこと。ま、この人権学者さんは向き合ったうえで言ってるんだけども。