昔、某日系航空会社の人(中堅)に聞いたことがある。
「なんで、日系は世界中に飛ばさないの?韓国系みたく」
「うちはスターアライアンスだから(もろばれ)そっちに入ってる会社使えばいいじゃん。それに航空路線を増やすのは赤い羽根の会社がやること。うちは知らないよー」
見事なまでの「逃げ」だった。
韓国は因縁浅からぬ相手だが、国際性で言えば圧倒的に韓国の勝ちだ。それは航空会社にもよく出ている。今、アシアナはつぶれかけているが、利益が関係しない立場から言わせてもらえば、それでも日系よりよっぽどマシだ。
マイルの使い道を見ていても、行ける国が無いw
バリもプーケットもセブもサイパンも JAL ではいけない。ANA でもほとんど一緒だけどね。
「空路の有無が文化交流の原点」と聞いたことがあって、アラスカ・アンカレッジに残る多数の日本施設(ソビエトが金儲けし始める前はアラスカ経由のヨーロッパ便だったから)を見ながら、本当にそう思う。とってもフレンドリーで誠実なはずの日系航空会社はこういった路線から真っ先に手を引いた。
JAL も ANA も今やほんとに少ない路線。カネを優先して、チケットは割引せず、一部の高い路線のみを運行し、安いのは全て人に押し付けて、素敵な航空会社なのである。
日本が引きこもり国家であることは、多少でも海外をかじっている人なら自明のことだと思うが、その一端を引き受けてるのは日系航空会社である。