旅のキヲク⑨ ボリビア すべてが白かった世界でーウユニ塩湖ー その1
実は結婚前に最後に行った海外がここだった。
といっても、この旅行に行ってる時点ではまだ結婚は決まってなかったのだけど。
ウユニ塩湖....とっても標高が高い。
何しろ、ウユニ塩湖のあるあたりの標高は富士山頂とほぼ同じ。しかも、湖と聞けば想像つくかもしれないけど、ウユニ塩湖自体があのあたりで一番標高が低い。要するにその周りにあるものはすべて塩湖より標高が高いということになる。
そもそもボリビアの首都ラ・パスにしてからが富士山並み。おまけにこのラ・パスの玄関口であるエル・アルト空港は4000mを超えるところにある。「時差には強いが標高には弱い」を日ごろから公言してはばからない僕には地獄のようなところだったw
いや、実際イッテQのイモトはすごいと思った。さすが大陸最高峰をいくつも制覇するだけのことはある。僕と同じ環境下で走り回ってるんだから、ほとんど気が狂ってるようにしか思えんかった。
ま、イモトは良いとして、ウユニ塩湖までの道のりがまたキツかった。最近は空港が整備されてるようだけど、当時は延々バス移動だった。これがすごい悪路を10時間ぐらいかかる。さすがに南米でも名うての貧乏国ボリビア。ゲバラさんも泣いていることだろう。
ウユニ塩湖のベストシーズンといえば2月の雨季の頃。ユニクロのCMでも使われてたっけ?あの有名な鏡張り(水面に空が映り込んで、空に浮かんでるような写真が撮れるやつ)が撮れるのがもともと極端に雨量が少ないこのあたりで雨が降った日のすぐあとぐらい。それ以外の方は白一面の世界を見ることになる。こちらこれでもいちおうまっとうなサラリーマンなので、2月の旅行ははなっから無理。5月のGWを利用して行きましたけど、一部に水たまりぐらいはあったけど、基本鏡張りはまったくムリ。
まぁ実際のところ、ウユニ塩湖についたときはすでに高山病でかなりへろへろでした。ウユニ塩湖の全体の行程はコルケツアーっていう地元じゃ有名なツアー会社に申し込んだんだけど、けっこう貧乏くさくって、宿も塩湖から離れたところだったし、もっとちゃんと調べればよかったと後悔した。ほんで人間素晴らしい光景も体調が良くてナンボだなぁとつくづく感じた。キレイごと抜きで、これまでそれなりに世界のすごいもん見てきたし、体調の悪さもあいまって、目の前の一面の白世界も「ふーん」ぐらいの感じ。
この後、チリ側に抜けていくルートを選択したんだけども、そっちについてはまた今度。